高校生が虫さんに遊んでもらう話

気ままに更新していきます。

マリンドッケオオヒラタ飼育記(カンアット)

f:id:Munii_L11:20210405212617j:plain
マリンドッケオオヒラタ
Dorcus titanus imperialis
フィリピン マリンドッケ島 カンアット
CBF1(95×43) 幼虫3頭
むし社で購入

※このマリンドッケはハイブリッドの可能性があるようです。

【2020.3初旬 幼虫入手】
受験が終わり勉強漬けの日々から解放されたので、友人と一緒に高円寺に移転したむし社さんに行きました。
そこで見つけたのがコチラ。
f:id:Munii_L11:20210405212634j:plain
(むし社さんに掲載許可もらっています)
憧れていたマリンドッケヒラタの幼虫です。
マリンドッケと言えば極太ショートで有名なフィリピンの若干マイナーながらも人気のヒラタですね。
そんなマリンドッケヒラタですが、同亜種の中に105mmを超える大型個体が出ている「テイオウヒラタ」、「ヒガシルソンヒラタ」と呼ばれる内歯上がりの個体群がいるのでどうしてもフィリピンのヒラタ=テイオウというイメージに負けている印象があります。クワガタ飼育は大きさが正義みたいなところがあるのでパラワンやテイオウと並ぶと陰りがちになってしまうのは仕方がないのかもしれません。
しかしながら、むし社の飼育レコードではルソン島の所謂フィリピンヒラタとは別枠になっているのでサイズを狙っていきたいところです。
プリンカップの外から頭幅を見てオスっぽいのを2頭、メスっぽいのを1頭、合計3頭購入しました。 
♂2頭はそれぞれエレメント1400へ。
♀はエレメント800へ。

【2020.6/16】
f:id:Munii_L11:20210405212537j:plain
メスが羽化しました。
小ぶりですが無事に羽化して良かったです。

【2020.8/2】
f:id:Munii_L11:20210405212559j:plain
マット交換を行いました。
体重も全然ですし、もう伸びなそうですね。こうなったらもう無事に羽化するだけでいいのでさっさと蛹化してくれるといいんですけど…

【2020.10/14】
上の個体が蛹化しました。もう一頭はまだ幼虫やってるんですけどね笑
f:id:Munii_L11:20210405212423j:plain
蛹体重は25gほど。全く大きくはないですがマリンっぽい顎をしてます。成虫は84~85くらいかなと思います。
こんなサイズを記事にしていて恥ずかしくないのか?と思う方もいらっしゃると思いますが後々見返したときにこんなことあったなと思い返すために始めたブログなので許してください。
本当は「マット飼育なので小型です」とか書きたいのですがそんなこと書くとそこらへんのお茶碗蛹室を作っている言い訳しかできない虫垢と同じになってしまうので書きません。餌や虫のポテンシャルではなく完全に自分の実力不足です。
もう少し経験を積んで他人に自慢できるような虫を羽化させるようになるのであと5年くらい待ってください。

そういえば気になったのであとがき。
この蛹に出る黒い点何なんですかね?
ダニが結構ついてたのでダニの仕業なんじゃないかと言われたのですが詳しい方いればコメントかTwitterで教えて下さい。

【2020.12 ♂羽化】
♂が2頭とも羽化したのでご紹介
1個体目
f:id:Munii_L11:20210405212411j:plain
1400エレメント→2300生オガ
2020.11/上 蛹体重25.2g
2020.12/上 羽化確認 82.5mm
〈データ〉
体長:82.5mm
頭幅:28.2mm
胸幅:30.0mm
体長:60.5mm
顎長:22mm
顎率:0.2666
顎率が悪くてTheマリンという感じの個体ですね。
悪くないと思いますがそもそもサイズがクソなのでお話になりませんね。クソとか言うとYouTuber様がお怒りになるので「サイズがよろしくない」に訂正しておきましょう。

2個体目
f:id:Munii_L11:20210405212303j:plain
f:id:Munii_L11:20210405212318j:plain
1400エレメント→2300生オガ
2021.2/6 羽化確認 85.0mm
〈データ〉
体長:85.0mm
頭幅:28.5mm
胸幅:29.5mm
体長:59.0mm
顎長:26.0mm
顎率:0.3058
こちらは顎率がとてもいいです(しらんけど)。マリンにしては長いと思います。見た目もマリンぽくないですよね。ルソン島のヒラタみたいです。店長の話ではおそらく兄弟なのですがどうなんでしょう。まぁCBF1なのであんまり気にしなくていい気もします。

【まとめ】
とりあえず3頭とも無事に羽化してきたので良しとしましょう。
どちらの♂も顎の長さが面白いのでとりあえず一個体目を使って、早期羽化してきたメスと2個体目を戻し交配しようかなと思います。

それではまた次回。